翻訳の費用と品質の関係

翻訳の費用と品質の関係


翻訳費用の見積りを比べてみて、価格の差に驚いたことはありませんか。いったい何が、翻訳の品質や価格の決め手になるのでしょうか。

正確さと読みやすさ

正確さと読みやすさが、翻訳の質を判断するうえでの2つの基準です。
正確な翻訳は、元の文書の語彙や文法だけでなく、そのトーン(調子)についても正確に伝えるものです。読みやすい翻訳は、自然な印象を与え、文章としてよくまとまっているものです。
もちろん、理想的なのは、正確で読みやすい翻訳です。下図の緑色のゾーンがそれにあたります。このレベルは、スキルの高い翻訳者だけでなく、優秀な編集者や校正者(原文を理解できる人物が望ましい)が必要とされます。
緑色のゾーンの対角線上にある赤色のゾーンは、正確さと読みやすさの質が最も低い翻訳です。無料のオンライン翻訳が、このレベルです。その場ですぐ、無料で翻訳できるのはいいのですが、ほとんどの場合、意味が通るものではありません。その中間の青色のゾーンは、技術的に正確な反面読みにくい翻訳、または、読みやすい反面全体的に正確さに欠ける翻訳です。

Accuracy vs Readability

一見すると、緑色のゾーン以外の翻訳は使い物にならないと思われるかもしれませんが、予算や納期などの様々な理由によって、これらすべてのタイプの翻訳が状況や目的に応じて価値を発揮するのです。

では、いくつかの例をみていきましょう。

雑誌用の広告

予算:適切 納期:短い

Less Accurate but Readable

広告コピーでは、一言一句を文法的なニュアンスに至るまで正確に翻訳することよりも、テキストのトーン(調子)や全体の印象がより重要になるため、読みやすさのために多少の‘正確さ’が犠牲になりがちです。
また、ダブルミーニング(二重の意味がある語句)や言葉遊びなど、よく用いられる広告的手法を文字通りに翻訳しても意味が通らないので、こういう場合も、読みやすさと引き換えに正確さが犠牲になってしまいます。

パワーポイントによるビジネス企画のプレゼンテーション

予算:限定的 納期:妥当

Accurate but Less Readable

文章はこなれていなくても、限られた予算でできるだけ正確な翻訳を保つことが望ましいケースです。このようなタイプのプレゼンテーションでは、企画を売り込むアイデアが重要なので、文章表現はさほど重要視されないでしょう。

消費家電製品の製品カタログ

予算:適切 納期:妥当

Accurate and Readable

製品カタログはマーケティング目的で使われるため、高品質なライティングが必要とされます。さらに、倫理的また法的な観点からみて、細部に至る正確さも必要となります。カメラやオーディオ装置のような電気製品のカタログには、技術仕様だけでなく、マニアやプロのユーザー向けの専門用語が含まれているかもしれません。高いレベルの読みやすさを維持したうえで、技術仕様や専門用語を一貫して正確に翻訳しなければならないのです。

海外本社向けの記事の切り抜き

予算:とても限定的 納期:短い

Less Accurate and Less Readable

この種類の案件はふつう、タイムリーさが重要になるため、非常に限られた予算とできるだけ早い仕上がりが求められます。また、多くの場合、完全な詳細よりも原文の要旨を伝えることが求められます。このようなタイプの翻訳は、全体的な要点が的確に伝えられてさえいれば、多少‘雑な’仕上がりでも、低い予算で即納されれば十分といえます。

お気軽にご相談ください

このように、その目的や媒体などによって、翻訳に求められる質や価値は異なります。
弊社では、お客様のご要望をうかがいながら、それぞれのニーズに応じた翻訳をご提供させていただいております。
詳細につきましては、内容やボリューム、納期などによって算出させていただいておりますので、まずはお気軽にご相談ください。


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